月別: 2017年9月

19 9月

「菜食生活」は老化を抑える?

身体を作るために最も欠かせない栄養素はタン白質ですが、人間は草食動物ではないので、牛のように草だけ食べてアミノ酸に変換できる特殊な胃腸は持ち合わせていません。タン白質は野菜にも含まれますが、プロテインスコアで比べてみても、動物性食品の方が良質のタン白質が摂れることがわかります。

ですから野菜だけを食べていると、栄養不足になる可能性が大いにあります。そして栄養不足は、身体の老化を早めます。肌の老化もタン白質不足が大きな原因です。

お年寄りがインフルエンザや肺炎などの感染症で已くなりやすいのも、タン白質から産生されて、ウイルスや細菌と戦ってくれる免疫細胞や抗体が少ないからです。老化や死の原因は、タン白質不足と言っても過言ではないのです。ちなみに肉をしっかり食べているお年寄りは元気で長生きをされています。

また、ミネラルやビタミンに関しても、動物性食品は鉄、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB12などを多く含んでいます。特にビタミン乱は核酸の生合成に関与する重要な栄養素ですが、動物性食品にしか含まれていないと言っていいでしょう。鉄の吸収率で比べてみても、動物性食品が30%であるのに対し、植物性食品はわずか5%でしかありません。

菜食主義の方はタン白質をはじめ、鉄、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群の不足に陥りやすいと言えます。中でも鉄不足は女性にとって深刻です。特に月経のある年代の女性は、鉄を月経で失うので鉄欠乏が必ず起こります。

また、鉄はコラーゲンの材料でもありますので、足りなければ肌のはりを失います。実際に見ていても、肉食の女性の方が肌にはりがあるようです。私は、決して野菜を食べてはダメと言っているのではありません。野菜には、β-カロテン、葉腋、食物繊維などが豊富に含まれているので、しっかり食べないといけません。要は、人間は雑食動物なので、肉も野菜もまんべんなく食べる必要があるということです。